原理
シグナルブースターシリーズの主成分はポリマーとブロッキング作用を持つ成分です。ポリマーは抗原や抗体の物理化学的特性を変えることにより、両者の接触頻度を上げ、特異的抗原抗体反応を高めます。一方、ブロッキング作用を持つ成分は非特異的な結合を低下させます。この結果、バックグラウンドを下げながら特異的な抗原抗体反応を高めます。
製品種類と特長
Signal Booster シグナルブースター ウェスタンブロットやELISAなどに利用するタンパク質成分含有のスタンダードな製品です。 本品は2液構成となっており、1次抗体希釈にはA液、2次抗体にはB液を使います。ELISAの場合、測定系によってA液又はB液の何れかが良好な結果を示します。 1. 界面活性剤含有バッファーを用いる従来法に比べ数倍から数十倍の高いシグナルを得ることが可能 2. 類似品に比べ高いシグナルを得ることが可能 3. ウェスタン、ELISAなど抗原抗体反応が関与する各種アッセイ系に広く用いることが可能 4. HRP、ALP酵素による検出をはじめ、発色検出、発光検出にも使用可能 5. 抗体を本試薬で希釈するだけで容易に利用可能 Signal Booster Neo シグナルブースターネオ 化学成分を組成とする製品で、リン酸化タンパク質のウェスタンやタンパク質無用のELISAに有効です。 1. 1液組成の増感試薬です。抗体の希釈時に利用します 2. 界面活性剤含有バッファーを用いる従来法に比べ数倍から十倍の高いシグナルを得ることが可能 3. タンパク質不含組成のためリン酸化タンパク質によるウェスタンへの妨害は一切ありません 4. タンパク質成分の混入が影響を与えるなど測定系でも利用可能 5. HRP、ALP酵素による検出をはじめ、発色検出、発光検出にも使用可能 6. 抗体を本試薬で希釈するだけで容易に利用可能
製品構成と価格
製品番号 |
製品名 |
容量 |
希望販売価格(税抜) |
BCL-105 |
Signal Booster 50mL set |
Solution A&B 各50mL |
¥8,000 |
BCL-110 |
Signal Booster 100mL set |
Solution A&B 各100mL |
¥13,000 |
BCL-125 |
Signal Booster 250mL set |
Solution A&B 各250mL |
¥23,000 |
Signal Boosterの Solution A 又は Solution Bの販売も行っています。製品番号と価格は以下の通りです。 100mL入りSolutionA(BCL-110A)又はSolution B (BCL-110B)、価格は何れも8,000円 250mL入りSolutionA(BCL-125A)又はSolution B (BCL-125B)、価格は何れも13,000円
製品番号 |
製品名 |
容量 |
希望販売価格(税抜) |
BCL-SBN-01 |
Signal Booster Neo 250mL |
250mL |
¥18,000 |
BCL-SBN-02 |
Signal Booster Neo 500mL |
500mL |
¥32,000 |
Q&A
Q: 保存期間はどの程度ですか?
冷蔵保存すれば何れも1年間以上は問題なく利用可能です。
Q: リン酸化タンパク質にも利用可能ですか?
SBも場合によっては利用可能ですが、SBNの利用をお勧めします。SBNの場合、化学ブロッキング剤であるc-Blockとの併用をお勧めします。
Q: 免疫組織化学にも利用可能ですか?
免疫組織化学用にSignal Booster Immunostainを開発いたしました。是非、ご利用ください。
Q: 他社品と比べてどうですか?
2成分構成の他社品より増強作用は強く、低価格です。 100%化学成分のSignal Booster Neoは当社のみが発売しています。
Q: 希釈して利用できますか?
Signal Booster及びSignal Booster Neoは何れも溶液が最適化されていますので、希釈した場合の性能は保証できません。
実施例
Signal BoosterとSignal Booster Neoを用いた実験条件とその結果データはチラシの裏面にあります。Signal Boosterについては追加の実施例がELISA実施例 、及び、ウェスタン実施例に入っています。ご覧下さい。